今永が2戦連続の炎上となった(C)Getty Images カブスの今永昇太が現地時間6月4日(日本時間5日)、本拠地のリグリー・フィールドで先発登板。5回途中69球を投げて7安打5失点で降板したが、1-5で迎えた6回に味方が4点を…

今永が2戦連続の炎上となった(C)Getty Images

 カブスの今永昇太が現地時間6月4日(日本時間5日)、本拠地のリグリー・フィールドで先発登板。5回途中69球を投げて7安打5失点で降板したが、1-5で迎えた6回に味方が4点を入れて同点に追いつき、2戦連続での黒星は免れた。防御率は「1.88」となっている。

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 今永は初回にコーリー・ジュルクスを134キロのスプリットで空振り三振に仕留めると、続くアンドルー・ボーンには中堅へ安打を打たれたが、ルイス・ロベルト、ポール・デジョングをともに空振り三振に仕留めて無失点で立ち上がりを終える。

 2回はギャビン・シーツを二ゴロ、コリー・リーを空振り三振、ダニー・メンディックを三ゴロに仕留めて三者凡退。3回も安打を許したが遊ゴロ併殺打に切って取り、ジュルクスに対しても2打席連続で三振を奪って序盤は安定した投球を見せていた。

 ところが、4回に先頭から連打を許してしまい、無死一・二塁とされると、デジョングの三ゴロを三塁手が失策して1点を失うと、一死二・三塁から、コリー・リーの適時二塁打で2点を追加された。さらに、二死三塁でレニン・ソサの2ランで一挙5点を失ってまさかの炎上となった。

 前々回まで防御率0点台と圧巻の投球を披露していた左腕だったが、前回5月30日のブルワーズ戦で、5回途中7失点で初めて黒星を喫してしまった。

 今永が5点を奪われたあと、試合は5回途中で雷雨により中断となった。米メディア『Chicago Tribune』のメーガン・モンテムーロ記者は自身のXで「今、カブスファンの雰囲気は良くない。ホワイトソックスは4回にショウタ・イマナガから5点を奪ったが、そのうちの2点は三塁手のモレルのエラーによるものだ」と伝えた。

 中断後に試合は再開されたが、今永は降板してタイソン・ミラーに交代。カブスは打線が反撃して5-5の同点に追いついたが、7回にまたも勝ち越しを許してしまった。2戦連続で打ち込まれた背番号「18」。次戦こそ今季6勝目に期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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