第150回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は3日、富山市民球場で準決勝2試合があった。福井県代表の福井工大福井は帝京長岡(新潟)に2―4で敗れ、星稜(石川)とともに3位になった。 福井工大福井は右腕の篠原響投手が先発し…

 第150回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は3日、富山市民球場で準決勝2試合があった。福井県代表の福井工大福井は帝京長岡(新潟)に2―4で敗れ、星稜(石川)とともに3位になった。

 福井工大福井は右腕の篠原響投手が先発した。初回に安打と四球に3失策が絡み、いきなり3失点。二回にも1点を失ったが、その後は散発3安打に抑え、九回まで強気に攻めた。

 打線は帝京長岡の主戦、茨木佑太投手の切れの良い球を打ちあぐねた。六回に2死満塁の好機をつくったが、雨が強まり1時間超中断。再開後、後続を断たれた。

 直後の七回、篠原投手が3者連続三振を奪うと、その裏に打線が奮起。「自分が出たら試合が動く」という笹島夕聖主将が内野安打。知花阿生琉選手、福島奏多選手の代打攻勢などで鮮やかに2点をかえした。

 試合後、笹島主将は「夏に向けて、すべての面を一から強くしていきたい」と前を向いた。(鎌内勇樹)