WRC第6戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)に、トヨタGRヤリス・ラリー2でWRC2部門に参戦した山本雄紀は、前日のデイリタイアから最終日に再スタート。この日4本のステージを走り切り、部門31位でフィニッシュした。フィニッシュ後のコ…

WRC第6戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)に、トヨタGRヤリス・ラリー2でWRC2部門に参戦した山本雄紀は、前日のデイリタイアから最終日に再スタート。この日4本のステージを走り切り、部門31位でフィニッシュした。フィニッシュ後のコメントをお届けする。



山本雄紀
──最終日の感想から聞かせてください。
「日曜日はこれまでのステージと違って、ちょっと白い砂というかサンディな路面で、1本目はルーズで滑りやすかったので、とにかく慎重にスルーすることに専念しました。2本目は轍も出来て経験したことがないくらいラフだったのですが、過去の経験を組み合わせながら、うまく走ることができたと思っています」

──今回のラリーを通じてどのような感想でしたか?
「150kmくらいあった土曜日をほとんど走れなかったことが一番心残りではありますが、今日走り切っていいフィーリングで終わることが、今できる最大限のことだったので、それが達成できたのは次に繋がりと思います」

──ポルトガル、イタリアと自分にとってハードルが高すぎた印象はありますか?
「まずは、僕がポルトガルで早くにリタイアしたことが、今回のハードルを上げた原因になっていると思います。サルディニアの方が道が難しいので、まずはポルトガルでグラベルに慣れて、ここに来るのがベストだったと思います。これまで、ラリー4ではこういうラリーに一切出場していなかったのと、テストも比較的簡単な道で行っていたので、こうした経験が足りていないという意味では、今後はもう少し違った準備のアプローチも今後必要になってくると感じました」

──でもとても良い経験になりましたね。
「そうですね。初めて見る状況や路面に対してその場で対処するというのは、重要な経験だったので、その点では今日を走り切れてよかったと思います」
(Keiko Ito)