プロバスケットボールBリーグCSで初優勝し年間王者となった広島ドラゴンフライズが1日、広島国際会議場(広島市中区)でファン感謝祭を開いた。およそ1400人のファンが詰めかけ、栄冠をともに喜んだ。 イベントには、引退を表明した朝山正悟選手や…

 プロバスケットボールBリーグCSで初優勝し年間王者となった広島ドラゴンフライズが1日、広島国際会議場(広島市中区)でファン感謝祭を開いた。およそ1400人のファンが詰めかけ、栄冠をともに喜んだ。

 イベントには、引退を表明した朝山正悟選手や今シーズンチーム最多得点のドウェイン・エバンス選手ら11人が参加。ファンとともに、巨大けん玉やジェスチャー伝言ゲームなどを楽しんだ。

 最も盛り上がったのは、選手4人によるカラオケチャレンジ。上沢俊喜選手と三谷桂司朗選手は、寺嶋良選手が選んだというスピッツの「チェリー」を熱唱。中村拓人選手と武内理貴(りき)選手はMAHO堂のアニメソング「おジャ魔女カーニバル!!」を歌い、会場を沸かせる場面も。

 CSで計92得点をあげたケリー・ブラックシアー・ジュニア選手は「今期は人生で最高のシーズンだった。1年を通してあなたたちに背中を押された。すばらしいサポートだった」とファンへの感謝を口にした。

 この日は朝山選手の43歳の誕生日。チームからはサプライズでケーキが贈られた。

 三原市から駆けつけた小学6年生の奥野瑛汰さん(11)は「試合で見せる緊張感とは違った選手の笑顔を見ることができて良かった」と楽しんだ様子。イベントの最後に選手とハイタッチをした広島市佐伯区の川本千絵さん(38)は「河田(チリジ)選手の手が大きかったのが印象的。みんな背も高くてびっくりしました」。

 選手らは夕方、マツダスタジアム(南区)で優勝報告会を開催。6千人のファンを前に、朝山選手は「最高の仲間たちと、どんなときも応援してくださる皆様のおかげで優勝することができた。皆様とともに優勝できた」と語りかけた。(大野晴香、上山浩也)