1日、春季近畿地区高校野球大会準決勝 智弁和歌山12―0須磨翔風 近畿大会に入っても、智弁和歌山のたたみかける打撃は健在だ。 三回2死三塁。初戦で3安打を放った左打者の松嶋祥斗選手(3年)が適時中前安打。先制打で口火を切った。 その後も打線…

1日、春季近畿地区高校野球大会準決勝 智弁和歌山12―0須磨翔風

 近畿大会に入っても、智弁和歌山のたたみかける打撃は健在だ。

 三回2死三塁。初戦で3安打を放った左打者の松嶋祥斗選手(3年)が適時中前安打。先制打で口火を切った。

 その後も打線の勢いは止まらない。四回に1点、五回には山田希翔選手(2年)の左方向への三塁打で2点を加え、試合を決定づけた。

 今春から導入された低反発の新基準の金属製バット。この日計4安打を放った山田選手は「これまでは長打を狙っていたけど、新バットではライナー性の当たりを打てるように練習してきた。チームの中でも徹底して、それが結果になっていると思う」と話す。中谷仁監督は「ルールが変更されても、それに対応していくこと」と対策に抜かりはない。

 九回には、高桑京士郎選手(3年)の三塁打なども飛び出し、一挙7得点。初戦に13安打、この試合で16安打。決勝で、夏を見据えた戦いに挑む。(寺沢尚晃)