4月に完成した「LaLa arena TOKYO―BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」(船橋市)のお披露目イベントが29日、開かれた。来季からプロバスケットボールBリーグの千葉ジェッツのホームアリーナになる。ジェッツのブースター(ファンの呼…

 4月に完成した「LaLa arena TOKYO―BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」(船橋市)のお披露目イベントが29日、開かれた。来季からプロバスケットボールBリーグの千葉ジェッツのホームアリーナになる。ジェッツのブースター(ファンの呼称)ら約2500人が来場した。

 1万人を収容できるメインアリーナやVIPエリアなどが初めて報道陣に公開された。選手が使うロッカーの天井と床には、チームのロゴを描いた。シャワーや体のケアをするスペースも用意した。3階のVIPエリアには、アリーナを一望できる個室やバルコニーが並ぶ。ラウンジにはバーカウンターがあり、ブースターが交流できる。

 ジェッツの富樫勇樹主将は「今まで以上にホームアドバンテージがある。プレーするのが待ち遠しい」と話した。

 フィギュアスケートのアイスショーや音楽イベント、企業の展示会も開催できる。今年は人気歌手のあいみょんやAdoらのツアーがあり、来年はBリーグのオールスター戦も予定している。

 開発を手がけた三井不動産は、南船橋駅周辺に「ららぽーと」や「ららテラス」などの大型商業施設を複数展開する。アリーナの来場客がイベントの前後に買い物をしたり、施設間で関連イベントを開いたりするなどの相乗効果を見込んでいる。(若井琢水)