勝ち星こそ恵まれていないものの、菊池は安定したピッチングを続けている(C)Getty Images 現在、ア・リーグ東地区最下位に沈んでいるブルージェイズに対し、はやくも今夏での主力選手のトレード放出が有力視されているようだ。 専門…

勝ち星こそ恵まれていないものの、菊池は安定したピッチングを続けている(C)Getty Images

 現在、ア・リーグ東地区最下位に沈んでいるブルージェイズに対し、はやくも今夏での主力選手のトレード放出が有力視されているようだ。

 専門メディア『Blue Jays Nation』は現地時間5月28日(日本時間29日)に配信した特集記事の中で、先発ローテーションの一角を担う菊池雄星がその候補の一人と予想している。

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 同メディアは現在まで低迷が続くブルージェイズについて、「今後数か月で好転しない限り、チームはフリーエージェント候補や調停年を迎える選手の一部をトレードする運命にあるようだ」と指摘し、ウラジミール・ゲレーロJr.や菊池の名前を挙げている。

 その上で日本人サウスポーに対しては、「どのチームも常に先発投手を必要としており、キクチがこれまでの投球を続ければ、7月には間違いなく欲しがられるだろう」と説いており、「キクチが堅実なメジャーリーガーに成長するのは素晴らしい話だが、2024年のブルージェイズでトレードされる可能性が最も高いメンバーのようだ」と主張。さらに、「ブルージェイズはこれらのトレードオファーに耳を傾けるべきか?もちろんそうだろう」と見通している。

 菊池はここまで11度の先発登板で勝ち星こそ2勝にとどまっているものの、クオリティスタートを6度記録するなど、スターターとして安定したピッチングを続けている。加えて、3年契約の最終年であることから、今季開幕以降、夏のトレード要員となる可能性も常に囁かれていた。

 今回のトピックでは、2017年シーズン途中で、レンジャーズがダルビッシュ有をドジャースに放出し、有望選手3名を獲得したトレードなどを例として振り返りながら、今季の菊池についても、「このレフトハンダーは、ブルージェイズに再建に役立つ2、3のプロスペクトを見返りとしてもたらすだろう」と見解を綴っている。

 他にも同メディアが、「キクチの残留を正当化するためには、チームが突然プレーオフ・レースに復帰する必要がある」と論じていることからも、今後のブルージェイズの浮上が果たせない限り、シーズン中での背番号16の移籍はやはり、現実味を帯びていくようだ。来月、33歳を迎える菊池が今夏のトレード期限に向け、球界内で注目を集める存在となることは間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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