気迫あふれるキャプテンの“猛烈プレスバック”に称賛の声が集まっている。  5月26日に味の素スタジアムで行われたJ1リーグ第16節で、ガンバ大阪は1-0でFC東京に勝利した。今季5試合目のウノゼロ(1-0)勝利となった試合で、元日本代表F…

 気迫あふれるキャプテンの“猛烈プレスバック”に称賛の声が集まっている。

 5月26日に味の素スタジアムで行われたJ1リーグ第16節で、ガンバ大阪は1-0でFC東京に勝利した。今季5試合目のウノゼロ(1-0)勝利となった試合で、元日本代表FW宇佐美貴史が、守備意識の高さとボールへの執念を見せた。

 試合開始からつば迫り合いが続いていた中で迎えた前半24分だった。FC東京の左サイドで新進気鋭の20歳MF俵積田晃太が得意のドリブルを仕掛けると、対峙したG大阪のDF半田陸がボールに触れながらも突破を許した。そのピンチに、2人の後方から凄まじい勢いで戻ってきたのが、背番号7を背負ってキャプテン就任2年目を迎えている宇佐美だった。

 自らのミスによるボールロストから始まったピンチではあったが、4-2-3-1の1トップというスタートポジションを放棄して自陣深くまでプレスバック。そして鋭いスライディングタックルを俵積田にお見舞いして見事にブロック。最終的にゴールキックにすると、自らとチームを鼓舞するように吠え、力強いガッツポーズを繰り出したのだ。

■「これまで宇佐美を応援してきた中で、今が一番かっこいい」

 この宇佐美の猛烈プレスバックからの気迫のガッツポーズシーンを、Jリーグ公式エックス(旧ツイッター)が公開すると、次のようなコメントが寄せられた。

「こんなキャプテン惚れてまうやろ」
「ほんまに今季の宇佐美は身体の調子どうこうじゃない覇気みたいなもん感じる」
「これ、これ!うるっときて震えた」
「これほんま現地で見てて宇佐美に惚れ直したわw 数年前の宇佐美じゃここまで戻ってるの想像できんもんww」
「これまで宇佐美を応援してきた中で、今が一番かっこいい。彼が積み上げてきたもの全てがひとつになって輝きを放っている!ポヤトス監督の名言“タカシを楽しみたい”これに尽きる!」

 スピードに乗ったドリブル突破と強烈なシュートが武器のアタッカーとして10代の頃から活躍を続けてきた宇佐美だが、若い頃は「運動量が少ない」「守備意識が低い」と指摘されることも多かった。しかし、今季は攻撃の組み立てからフィニッシュ、そして守備と縦横無尽の働きを続けている。

 これでチームは2連勝、5戦負けなしで4位まで浮上した。その戦いぶりの中で“熱きキャプテン”宇佐美のプレーがサポーターの胸を熱くさせている。

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