大谷が雨の中ブルペンで投球練習を行った(C)Getty Images  投手復帰へ歩みを止めない。ドジャースの大谷翔平が現地時間5月27日(日本時間28日)、ブルペンで投球練習を行った。豪雨の中でもブルペンは屋根で覆わ…

 

大谷が雨の中ブルペンで投球練習を行った(C)Getty Images

 

 投手復帰へ歩みを止めない。ドジャースの大谷翔平が現地時間5月27日(日本時間28日)、ブルペンで投球練習を行った。豪雨の中でもブルペンは屋根で覆われているため、大谷が濡れることはないが、黙々と投げ込む姿に現地のメディアも反応した。

【動画】投手復帰へ着々!大谷翔平が雨の中で黙々と投球練習をする姿

 

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』はXで、雨が降りしきる中で大谷がブルペンで投球練習を行う様子を映像を添えて投稿。「ショウヘイ・オオタニは練習を続けています! これが7億ドルの契約を獲得する方法だ」と、感嘆の声を上げていた。

 この日のメッツ戦は悪天候により中止が決定。そんな日でもいつも通り投球練習をこなす。投手復帰を目指す大谷の努力に、ファンからは「こんなに大雨の中投球練習をするなんて」「雨でも晴れでもショウヘイはいつも輝いている」と、称賛の声が上がっていた。

 現地メディア『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、大谷のコメントを記事に掲載。「先発投手には独特の緊張感があります」「緊張感が恋しいといえば、恋しい」と、大谷が投手への情熱を口にしていたことを伝えている。

 今季は打者に専念していて、ここまで53試合に出場して打率.336、13本塁打、35打点、OPSは1.024をマークしている。

 ナ・リーグの首位打者争いは現在、大谷がトップ。ムーキー・ベッツが.3349で2位となっていて、パドレスのルイス・アラエスが.333で追っている状況だ。本塁打争いでは、ブレーブスのマルセル・オズナが15本で、大谷は13本と2本差で追っている。

 ここまで打者として目覚ましい成績を収めているだけに、来季の投手復帰へさまざまな意見がある。しかし、大谷が昨年受けた2度目のトミー・ジョン手術から復帰し、再びマウンドに上がろうとする努力の過程が、見るものの胸を熱くしていることは確かだ。

 今季、打者として一体どこまで高みを目指せるのか、という大きな関心と、来季は再び二刀流としてメジャーを席巻してほしいという期待感を抱かせる男だ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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