ビーチバレー競技の国際審判員として活躍している高知市在住の里見真理子さん(57)が、7月から始まるパリ五輪にもビーチバレーの審判員として国内から唯一派遣される。27日に市役所を表敬訪問し、「優れた判定をすれば選手との信頼関係ができて試合が…

 ビーチバレー競技の国際審判員として活躍している高知市在住の里見真理子さん(57)が、7月から始まるパリ五輪にもビーチバレーの審判員として国内から唯一派遣される。27日に市役所を表敬訪問し、「優れた判定をすれば選手との信頼関係ができて試合が楽しい。そんな判定をしてきます」と抱負を述べた。

 里見さんは選手として国体で入賞するなどし、引退後の2006年、国際バレーボール連盟の国際審判員に。数々の国際試合を仕切り、五輪はリオ(16年)、東京(21年)に続いて3度目になる。

 毎年のように審判として海外を駆け回る。「審判は普通に判定できて当たり前。勝負はつくが、負けた側もしっかりプレーできたと思える運営を心がけている」という。「世界レベルの選手の試合で、背中越しにビーチの歓声を聞くと鳥肌がたつ」とだいご味を語った。

 5~6月の海外大会をへて、パリには7月下旬に出発する予定。(亀岡龍太)