今季限りで現役を引退したサッカー元日本代表主将のMF長谷部誠が5月26日、古巣の浦和レッズの本拠地・埼玉スタジアムに“サプライズ凱旋”し、ファンを大いに喜ばせた。  この日、埼玉スタジアムではJ1リーグ第16節として浦和対FC町田ゼルビア…

 今季限りで現役を引退したサッカー元日本代表主将のMF長谷部誠が5月26日、古巣の浦和レッズの本拠地・埼玉スタジアムに“サプライズ凱旋”し、ファンを大いに喜ばせた。

 この日、埼玉スタジアムではJ1リーグ第16節として浦和対FC町田ゼルビアの一戦が、16時キックオフで行われた。その試合開始前のメインスタンド側の一室に長谷部が訪れた。シックな黒のスーツで“ビシッと決めた”長谷部は、スタンド席にも姿を現すと、それに気付いた浦和サポーターからの歓声に手を振って応えた。そして「ハセベ〜」の声に頭を下げながら、笑顔も振りまいた。

 この様子を、日本帰国時から同行しているフランクフルトのスタッフが撮影。公式エックス(旧ツイッター)に「レジェンドが古巣に帰還」「サポーターもビックリ」と綴って映像を公開すると、ファンからは次のようなコメントが寄せられた。

「泣いた」
「長谷部来てたんかーーー!!」
「まさかの登場でうれしい」
「ぎゃー行ってる人羨ましいwww」
「そ〜か〜!そりゃ来るか!思いもよらなかったw にしても、嬉しいね!」

■「マジで勝ち試合を見せてあげたかった」

 この映像と同時に、フランクフルトの公式エックス上にはメッセージ動画も公開され、その中で長谷部は「こうして日本で記者会見等いろいろやれたことを非常にうれしく思いますし、これから試合を観ることを楽しみにしています。また会いましょう。それでは!」とコメント。そして試合が始まると、他のスタッフに混じってスタンド席に腰を下ろし、かつて自身が身を包んだ赤いユニフォームの“後輩たち”のプレーに熱視線を送った。

 SNS上にはファンから「長谷部来てるんだから負けられないぞ!」など必勝を求める声も多く寄せられていたが、試合は1−2で敗れる結果に。ファンは「マジで勝ち試合を見せてあげたかった」と残念がった。

 現役引退後はドイツで指導者のキャリアをスタートさせる予定だが、古巣・浦和への“想い”と“絆”は保たれたまま。今後の展開と、次回の“埼スタ凱旋”に期待したい。

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