(26日、春季近畿地区高校野球大会1回戦 智弁和歌山4―0滋賀学園) 滋賀県内では一目置かれる滋賀学園の強力打線が、智弁和歌山の2人の投手の力のある直球に押し込まれた。 チームは、投球マシンの設定速度を上げて打撃練習をしてきたが、4安打に…

 (26日、春季近畿地区高校野球大会1回戦 智弁和歌山4―0滋賀学園)

 滋賀県内では一目置かれる滋賀学園の強力打線が、智弁和歌山の2人の投手の力のある直球に押し込まれた。

 チームは、投球マシンの設定速度を上げて打撃練習をしてきたが、4安打に抑えられた。その中で、6番打者の東坂愛琉(あいる)選手(3年)は4打数2安打。振り負けなかった。

 昨秋までは控えだった。冬は、下半身を強化したりウェートトレーニングを増やしたりして、打撃力アップに特に力を入れた。「ひと冬越えて伸びた。しっかり振れるようになった」と山口達也監督。春の県大会から先発メンバーに入った。

 この日は、出塁してつなぐことを意識した。打ち取られた打席も粘りをみせた。「自分のスイングができたらいい結果が出る。チャンスに強いバッターになりたい」。夏を見据えた。(仲程雄平)