今週の日曜日は、東京競馬場で日本ダービー(GI・芝2400m)が行われます。  昨年は、2011年の初出走以来、ダービー7勝を挙げているディープインパクト産駒がついに不在となりました。そして結果は、ノーザンダンサー系のサトノクラウン産駒…

 今週の日曜日は、東京競馬場で日本ダービー(GI・芝2400m)が行われます。

 昨年は、2011年の初出走以来、ダービー7勝を挙げているディープインパクト産駒がついに不在となりました。そして結果は、ノーザンダンサー系のサトノクラウン産駒が勝利し、2着にブラックタイド系のキタサンブラック産駒、3着がハーツクライ産駒でした。

 一方、昨年のディープインパクト系は、いずれも人気薄とはいえ11、12、16着。そして今年は、ディープインパクト系が6頭出走します。黄金世代とも称されているキズナ産駒5頭を含め、その取捨が今年のポイントかもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走1900m以下戦出走(ただし、ディープインパクト産駒は除く)
[0-0-0-22]複勝率0%
該当馬:シックスペンス、ゴンバデカーブース

 馬場の高速化もあり、以前よりもスタミナが問われなくなっているとはいえ、一気の距離延長を克服するの簡単ではなさそうだ。そのデッドラインは皐月賞が行われる2000mか。それ未満の距離からの500m以上の距離延長ならば、14年〜22年の9年間で11頭が馬券になっているディープインパクト産駒を除き、苦戦必至である。
※データは過去10年間を対象にしている。

 上位人気が予想されるシックスペンスが消去データに該当しました。

 前走でGIIのスプリングSを0.6秒差で快勝した、3戦3勝の無敗馬です。レース後に歩様の乱れがあったため、皐月賞を回避しての参戦となります。そしてそのため、前走1800mからの600mの距離延長。素質馬であることは疑いありませんが、過去傾向的には強くは推せません。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。