東京五輪で正式種目となって以降、注目度が高まる3人制バスケットボール「3x3」で、岐阜県垂井町を拠点とする「垂井レイザーバックス」が5月から、プロリーグに参戦している。選手らが22日、県庁を訪れ、古田肇知事に意気込みなどを語った。 レイザ…

 東京五輪で正式種目となって以降、注目度が高まる3人制バスケットボール「3x3」で、岐阜県垂井町を拠点とする「垂井レイザーバックス」が5月から、プロリーグに参戦している。選手らが22日、県庁を訪れ、古田肇知事に意気込みなどを語った。

 レイザーバックスは昨年2月に設立された。垂井町出身の南隼人さん(41)が運営会社の社長兼代表を務める。

 選手は現在8人でうち7人は県内在住。主将の鈴口健選手(23)は愛知県大府市出身で昨年10月に垂井町へ移住し、木材会社で働きながらチームを引っ張る。

 選手たちは垂井町内の小中学校の体育館などで練習。18日に今季の開幕を迎えたプロリーグ「スリー・エックス・スリー・エグゼ プレミア」に参戦している。

 ゲームは5人制のバスケットコートの半分の広さのコートで行われ、1チームの登録選手は6人まで。試合時間は10分間。どちらかのチームが21点以上得点するとその時点で終了となる。

 国内の男子プロリーグでは36チームがしのぎを削る。レイザーバックスは19日のラウンド1で2連敗を喫し、初勝利を挙げられなかった。

 県庁を訪れた鈴口選手は「まず1勝し、応援してくれる人を増やし、地域の活性化にも貢献したい」。石井開選手(19)は「シュートやディフェンスなど動きの速いプレーをみてほしい」と話し、5年後の日本選手権制覇を目標に掲げる。(松永佳伸)