第63回春季北海道高校野球大会(道高野連など主催)の全道大会は23日、札幌円山球場で1回戦3試合があり、駒大苫小牧が札幌第一に11対2で7回コールド勝ち。旭川実は札幌大谷に逆転勝ちし、昨夏から2季連続で甲子園に出場した北海は、帯広大谷に延…

 第63回春季北海道高校野球大会(道高野連など主催)の全道大会は23日、札幌円山球場で1回戦3試合があり、駒大苫小牧が札幌第一に11対2で7回コールド勝ち。旭川実は札幌大谷に逆転勝ちし、昨夏から2季連続で甲子園に出場した北海は、帯広大谷に延長10回タイブレークの末、準々決勝に進んだ。

 駒大苫小牧は1回一挙4点を奪うと、二回の先頭打者沼島魁が3球目を捉え、今大会初となる本塁打を放った。

 佐々木孝介監督は試合後「たまにあるんですよ。秋までは箸にも棒にもかからない選手だったのに、今では1、2番打者につながる打者として9番を任せている」と語った。

 沼島選手は1年目、両足に疲労骨折を負い、練習も制限された。それでも入部当初からの、ベンチ入りして甲子園に行くという夢をかなえるため、毎日1千本素振りをし、とにかく強く振ることを意識してきた。「打った瞬間いい感じに捉えられたなと思った。公式戦では初めて。うれしかった」と笑顔を見せた。(鈴木優香)