プロバスケットボールBリーグの千葉ジェッツは21日、チャンピオンシップ(CS)準決勝(2戦先勝方式)の第3戦で、前年覇者の琉球ゴールデンキングスに67―83で敗れた。リーグ史上初の「3冠」の夢に近づいたが、届かなかった。 昨年のCS決勝で…

 プロバスケットボールBリーグの千葉ジェッツは21日、チャンピオンシップ(CS)準決勝(2戦先勝方式)の第3戦で、前年覇者の琉球ゴールデンキングスに67―83で敗れた。リーグ史上初の「3冠」の夢に近づいたが、届かなかった。

 昨年のCS決勝で敗れた相手に1勝1敗で迎えた第3戦は、序盤から劣勢が続いた。身体の大きさで劣る千葉の勝利の鍵は3点シュートだった。しかし、富樫勇樹選手らシューターへの守備を徹底された。

 琉球は激しい守備と力強いリバウンドから何度もチャンスを作った。勝負どころで3点シュートを決め、主導権を放さなかった。

 終盤、千葉は小川麻斗選手らがオールコートの守備から攻撃につなげたが、前半に背負った15点差が重かった。3点シュートは34本中6本しか決まらなかった。

 千葉は今季、天皇杯と東アジアスーパーリーグを制し、2冠を達成した。過密日程の中、CSにワイルドカード2位で滑り込んだが、力尽きた。(若井琢水)