(22日、春季北海道高校野球大会1回戦 国際情報2―1別海) 今春のセンバツに21世紀枠で出場した別海は、初の春の道大会は1点差で初戦敗退した。「夏に向けて、一歩一歩です」。主将の中道航太郎は悔しさを見せつつも、前向きだった。 選抜は選手…

 (22日、春季北海道高校野球大会1回戦 国際情報2―1別海)

 今春のセンバツに21世紀枠で出場した別海は、初の春の道大会は1点差で初戦敗退した。「夏に向けて、一歩一歩です」。主将の中道航太郎は悔しさを見せつつも、前向きだった。

 選抜は選手16人で出場し、新入生が6人加わった。チームは調子を崩していた。釧根地区大会を制したものの選手のけがやコロナ感染が重なり、選手22人全員がそろったのは大会の2日前からだ。「センバツの疲れもあったのかな」と島影隆啓監督はこぼす。

 迎えた春季道大会。先発のエース堺暖貴は7イニングで8四死球と制球に苦しむも、好守備に助けられて最少失点で切り抜けた。八回に継投した金沢悠庵は走者を1人も出さなかった。甲子園で五つあった失策はこの試合はゼロだった。

 「ベストメンバーでない中でベストゲーム」と島影監督。「あとは打つだけ」という中道主将は「『センバツで満足するな』という気持ちが全員にある。その思いを新たにした」。(古源盛一)