第76回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は21日、群馬県で準々決勝があり、花咲徳栄は帝京(東京1位)に5―12で8回コールド負けした。これで埼玉県勢は姿を消した。(山田みう)      ◇ 8点差を…

 第76回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は21日、群馬県で準々決勝があり、花咲徳栄は帝京(東京1位)に5―12で8回コールド負けした。これで埼玉県勢は姿を消した。(山田みう)

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 8点差を追う花咲徳栄は五回表、1番からの3連打で2点を返し、なお無死三塁。4番の横山翔也(3年)が内角低めの直球を打ち返すと、勢いよく右翼席へ。一気に2点を挙げ、追い上げムードを作った。

 いつもは4番を打つ石塚裕惺(3年)がけがで控えに回っていただけに、「石塚の分、絶対に打たないとと思った」。

 昨秋はチャンスで打てないことが課題だった。インパクトの瞬間に打ち込む力をつけようと、冬の間のウェートトレーニングや食事管理で体重を7キロ増やし、握力も強化したという。

 4点差まで詰め寄った後は、走塁ミスもあり打線がつながらず、守ってはチームで4失策。突き放される試合となった。「夏は絶対に負けられない。打撃も守備も強化したい」と飛躍を誓った。(山田みう)