毎年5月に子どもたちが力自慢を競う「わんぱく相撲西東京場所」が19日、東京都西東京市の田無神社で開かれた。市内在住の小学1~6年の男女231人が各学年ごとに入り交じり、「押せ押せ」「気持ちの勝負だ」などと大声援を受けて熱戦を繰り広げた。 …

 毎年5月に子どもたちが力自慢を競う「わんぱく相撲西東京場所」が19日、東京都西東京市の田無神社で開かれた。市内在住の小学1~6年の男女231人が各学年ごとに入り交じり、「押せ押せ」「気持ちの勝負だ」などと大声援を受けて熱戦を繰り広げた。

 今年で22回目。田無神社での開催は5年ぶりだった。「昭和の大横綱」と呼ばれた大鵬の名のついた土俵も使われ、子どもたちは足裏に伝わる土の感触を楽しんでいた。

 1年生の部で優勝した惣田壱咲(いっさ)さん(7)は、粘り強い取組で会場を沸かせ、最後は押し出しで「横綱」の称号を手にした。「『がんばって』とみんなの声が聞こえて力が湧いてきた」。惜しくも敗れた中田樹(たつき)さん(6)は「本気でぶつかり合えて楽しかった。来年は優勝を目指す」とすっきりした表情だった。(武田遼)