東京競馬場で5月26日(日)に行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。目前に迫る“競馬の祭典”で、これまでに生まれた金字塔とは。今回は配当にまつわる記録について深堀りする。  これまでの3連単配当記録を低い方から順に並べる…

 東京競馬場で5月26日(日)に行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。目前に迫る“競馬の祭典”で、これまでに生まれた金字塔とは。今回は配当にまつわる記録について深堀りする。

 これまでの3連単配当記録を低い方から順に並べると、05年は4250円、16年は4600円、20年は5140円。以上の3年が4桁配当に終わっている。一方で07年は215万5760円、18年は285万6300円の大波乱となり、後者はレース史上最高配当を記録した。

 ダービーと波乱といえば、19年ロジャーバローズの大駆けを記憶しているファンも多いだろう。同馬はスプリングS7着、京都新聞杯2着からの臨戦。12番人気で単勝93.1倍の超人気薄ながら先行押し切りで勝利し、それまでの単勝配当最高記録だった54年ゴールデンウエーブの6620円を大幅に塗り替えた。

 ただし、日本中央競馬会が発足する以前の記録を含めれば、49年にタチカゼが勝利して、単勝55430円を付けたことも。こちらをダービー史上最高単勝配当記録とするケースもある。なお、単勝で最も低かったのは05年のディープインパクト。歴代最高となる単勝支持率73.4%を集め、オッズは1.1倍だった。

 ちなみに昨年の配当は単勝4番人気の830円、三連単は79番人気の29810円。近年は堅め決着続きだが、その傾向は続くかそれとも。