プロバスケットボールB1の茨城ロボッツは、今季の戦いを12勝48敗で終えた。24チーム中22位。前半30試合で2勝にとどまったことを考えると、後半は盛り返しの兆しを見せた。 シーズン後半、目標を「B1残留」に定め、残り1試合となったギリギ…

 プロバスケットボールB1の茨城ロボッツは、今季の戦いを12勝48敗で終えた。24チーム中22位。前半30試合で2勝にとどまったことを考えると、後半は盛り返しの兆しを見せた。

 シーズン後半、目標を「B1残留」に定め、残り1試合となったギリギリの段階で達成した。2026―27シーズンから「Bプレミア」という最上位のリーグが始まる。参入への条件は「開催試合で平均入場者数4千人以上」「売上高12億円以上」「5千人収容でVIPルームのあるアリーナ確保」の三つだ。

 主催するBリーグによると、クラブの経営力が評価ポイントになっているため、競技成績は条件になっていないという。

 とはいえ、もしB1から転落してしまえば、人気有望選手の離脱や、それに伴う観客の減少、スポンサー収入の低下に陥るところだった。

 ロボッツの今季の実績はどうか。平均入場者数は4619人、売上高は5日までに12億円に到達しているといい、参入条件をクリアしそうだ。アリーナについては、アダストリアみとアリーナを所有する水戸市が改修予定だ。(河合博司)