メッツの投手陣を助ける存在として菊池は有力な選択肢だという(C)Getty Images 日本人サウスポーの名前が「現実的なトレード候補」として挙がっている。 今季、ここまで2勝をマークしているブルージェイズの菊池雄星が、メッツの先…

メッツの投手陣を助ける存在として菊池は有力な選択肢だという(C)Getty Images

 日本人サウスポーの名前が「現実的なトレード候補」として挙がっている。

 今季、ここまで2勝をマークしているブルージェイズの菊池雄星が、メッツの先発補強に相応しい存在であると、同球団専門サイト『FANSIDED Rising Apple』が報じた。現地時間5月12日(日本時間13日)配信となった、今夏のトレードに関しての特集記事の中で左腕獲得を求める理由を説いている。

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 現在のメッツ先発投手陣について同メディアは、今季獲得したエイドリアン・ハウザーが不振により「すでにローテーションから外した」と綴っており、「間違いなく、改善の余地がある」と主張。米スポーツ専門サイト『Bleacher Report』が発表したとする「MLBサプライズトレード候補リスト」の中から、菊池に白羽の矢を立てたという。

 その中で、「キクチは今シーズン、頭角を現している。現在8試合に登板し、2勝3敗、防御率2.64。47.2イニングで46奪三振は素晴らしいが、それ以上に素晴らしいのは9イニングあたり1.7四球である」と今季のパフォーマンスを評しており、さらに菊池とブルージェイズの間での契約内容に言及。「キクチの今年の年俸は1000万ドルで、シーズン終了後にフリーエージェントとなる。選手を短期で獲得するという考え方に合致する彼は、メッツが絶対に興味を持つ選手だろう」と見通している。

 今シーズンは勝ち星こそ2つにとどまっているものの、防御率2.64と安定感のあるパフォーマンスを発揮している菊池。11勝をマークした昨季の手応えを現在も活かし、先発ローテーションの一角を担っている。だが、同メディアはブルージェイズのチーム状態も見込んだ上で、メッツの獲得候補として有力視する。

「ブルージェイズはまだ死んでいないが、競争の激しいアメリカン・リーグ東地区では、今シーズンの最弱に位置づけられるかもしれない」と同球団が下位に沈んでいる点を強調し、夏のトレード期限で「売り手」としての動きを予想。契約最終年である菊池が、「(各球団の)投手需要の高さから、ロスターの中で最も明白なトレード候補の1人である」と指摘している。

 最新の登板となった今月11日のツインズ戦でも、菊池は黒星こそ喫しながら8イニングを2失点に抑えている。メジャー6年目、円熟味も増してきている左腕の去就には夏に向かうにつれ、さらに注目が集まっていくのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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