バレーボール・V1リーグ女子の久光スプリングスのファンミーティングが11日、佐賀県鳥栖市のフレスポ鳥栖であり、約300人が集まった。選手らは拠点を鳥栖に戻した初年度の感謝を伝え、さらなる飛躍を誓った。 練習拠点の「サロンパスアリーナ」が昨…

 バレーボール・V1リーグ女子の久光スプリングスのファンミーティングが11日、佐賀県鳥栖市のフレスポ鳥栖であり、約300人が集まった。選手らは拠点を鳥栖に戻した初年度の感謝を伝え、さらなる飛躍を誓った。

 練習拠点の「サロンパスアリーナ」が昨年5月に鳥栖市でオープンし、秋の鹿児島国体成年女子では佐賀県として5年ぶりに優勝。V1制覇は届かなかったが、SAGAアリーナでの開幕戦ではVリーグ女子の最多入場者記録となった7372人を集め、酒井新悟監督は「地元の方々の温かさや応援をより感じることができた。佐賀、鳥栖に根付く礎を築けた1年だった」と振り返った。

 鹿屋体育大出身の中島咲愛(さえ)選手は「(以前の拠点だった)神戸のときより地域活動を多くして、それが少しでも広まったのかと思う。出身が宮崎県で九州を感じて懐かしく、住みやすい」と鳥栖への愛着を語った。

 来季は世界最高峰をめざす「SVリーグ」に参戦。チーム名に佐賀を加え、「佐賀久光スプリングス」として初代女王をめざす。SAGAアリーナでは10試合以上が予定されており、大竹里歩主将は「新しいリーグに変わり、チーム全員で気を引き締めながらしっかり立ち向かっていきたい」と意気込んだ。駆けつけた山口祥義知事は「SAGAアリーナでは4回戦い、負けていない。記録を更新していくと、自然と結果はついてくる」と激励した。(森田博志)