野球の独立リーグで戦う「宮崎サンシャインズ」は13日、門川町と災害ボランティア活動の協定を結んだ。町が被災してボランティアが必要になった場合、選手を派遣する。堀之内秀一郎社長によると、選手は20代も含め30人以上。少子高齢化が進む町にとっ…

 野球の独立リーグで戦う「宮崎サンシャインズ」は13日、門川町と災害ボランティア活動の協定を結んだ。町が被災してボランティアが必要になった場合、選手を派遣する。堀之内秀一郎社長によると、選手は20代も含め30人以上。少子高齢化が進む町にとって、心強い「助っ人」になりそうだ。

 町役場であった調印式で、山室浩二町長は「町は南海トラフ地震の際、津波被害が予想されている。早期復旧は自治体だけでは限界があり、ボランティアはありがたい」と話した。

 町出身の田中大豊選手(21)は「町のハザードマップを見たが、浸水域が広い。本当に津波が来たら町の役に立ちたい」と語った。

 今回の協定は、球団に田中選手がいたことなどが縁。サンシャインズは地域貢献の一環で県内の市町村と包括連携協定を結び、野球教室を開いているが、災害時の応援協定は初めてという。

 堀之内社長は「協定は我々にとっても励み。野球にも力が入る。選手のマンパワーを存分に活用していただきたい」と語った。(星乃勇介)