第44回全国中学生テニス選手権大会(8月19、20日団体戦、21~24日個人戦/沖縄県総合運動公園テニスコート)の大会初日、男子団体戦は1、2回戦が行われ、ベスト8が出揃った。◇   ◇   ◇ 初出場校は札幌市立新琴似北(北海道)、新潟…

 第44回全国中学生テニス選手権大会(8月19、20日団体戦、21~24日個人戦/沖縄県総合運動公園テニスコート)の大会初日、男子団体戦は1、2回戦が行われ、ベスト8が出揃った。◇   ◇   ◇

 初出場校は札幌市立新琴似北(北海道)、新潟第一(新潟)、かえつ有明(東京)、聖徳学園(東京)、枚方市立長尾西(大阪)、神戸市立井吹台(兵庫)、佐賀大教育学部附(佐賀)、沖縄市立沖縄東(沖縄)の8校。この中で、聖徳学園がベスト8に進出した。

 初出場校対決となった1回戦の佐賀大教育学部附戦は4勝1敗でクリアし、2回戦は5~8シードの高松市立桜町(香川)と対戦。お互いに2本ずつ奪い合い、最後はS1の仁島清嘉が後藤貴人を6-1で圧倒した。

 小野和彦監督は「一戦一戦たくましくなっている」と選手たちの健闘を称えた。準々決勝は、3~4シードを破って勝ち上がった四日市市立常盤(三重)と対戦する。

 男子団体で過去最多30回の出場を誇る甲南(兵庫)は選抜大会を制し、今大会は第1シードで出場。初戦の名古屋(愛知)は3勝2敗と苦しめられたものの、2回戦はストレート勝ち。郡山市立郡山第五(福島)をダブルス2本、シングルス1本で締めた。

 福井隆之監督は「(初戦から)やはり簡単には勝てない。ただ、予定通りに勝ち切ったところは底力を出せたと思う」と選手たちを評価。次戦は日本大学第三(東京)。ここで今年の選抜決勝カードが早くも実現する。

(写真)甲南の主将、藤原朋矢(手前)/柴田畝那

 第2シードの土浦市立土浦第二(茨城)は好調な滑り出しを見せる。1回戦は神戸市立井吹台を5勝0敗、2回戦の広島市立大塚(広島)も3勝0敗で勝利し、全試合勝利で勝ち上がった。

 小林良徳主将は「一本も負けないように、ひとり一人自覚を持って臨んだ」と語り、続けて「このまま自分たちの気持ちの強さをもってプレーすれば絶対に勝てる」と自信をのぞかせた。

(写真)2回戦・広島市立大塚(広島/左側)に勝利した土浦市立土浦第二

 三重県から四日市市立常磐とエスコラピオス学園海星の2校が8強入り。四日市市立常盤は1回戦の札幌市立向陵(北海道)、2回戦は3~4シードの越谷市立栄進(埼玉)をともに3勝2敗で下した。

 エスコラピオス学園海星は、初戦は山形市立第六(山形)に5勝0敗で完勝したものの、2回戦はかえつ有明(東京)と接戦。最後は、今年の全日本ジュニア12歳以下を制した1年生・眞田将吾が髙橋優太を6-2で破り、同校初の準々決勝に駒を進めた。

(写真)エスコラピオス学園海星の1年生、眞田将吾

 20日に行われる準々決勝は、甲南 vs 日本大学第三、小平市立小平第二 vs 練馬区立石神井東、聖徳学園 vs 四日市市立常磐、エスコラピオス学園海星 vs 土浦市立土浦第二の4試合が9時からスタート。その後、準決勝、決勝が行われる。(テニスマガジン/Tennis Magazine)

※トップ写真は、見事に初出場で8強入りを決めた聖徳学園(東京)