世界の本塁打王、王貞治さんが指導する「JA全農WCBF少年野球教室」が11日、東京都江戸川区であった。区内から、計14の野球チーム、約210人の少年少女が集まって、王さんの指導に熱心に耳を傾けていた。 たくさんの子どもたちにぐるりと囲まれ…

 世界の本塁打王、王貞治さんが指導する「JA全農WCBF少年野球教室」が11日、東京都江戸川区であった。区内から、計14の野球チーム、約210人の少年少女が集まって、王さんの指導に熱心に耳を傾けていた。

 たくさんの子どもたちにぐるりと囲まれた王さんは、バットを握って、「ボールをよく見る選手になってほしい。僕は一番ボールをみたんだ」と話し、打撃指導。元巨人の中畑清さんら、元プロ野球選手計4人もコーチとして参加し、走塁や打撃を指導した。

 王さんと直接話していた、少年野球チーム、八幡シャークス主将の高橋皇陽さん(6年生)は「王さんと直接話せて、めっちゃうれしかった。打ち方もとても勉強になった」と笑顔で話していた。

 少年野球教室は世界少年野球推進財団(WCBF)が全国各地で実施し、今年で32年目。WCBFは、理事長でもある王さんと米国の本塁打王、ハンク・アーロンさんが、野球を通して友情と親善を広げようと始めた野球大会をきっかけに設立された。(古賀大己)