大谷はこの遠征で2本の本塁打を放った (C)Getty Images ナ・リーグ西地区首位を走るドジャースは、先月下旬から今月にかけて行われた、ナショナルズ、ブルージェイズ、ダイヤモンドバックスの3カードを7勝2敗と大きく勝ち越した…

大谷はこの遠征で2本の本塁打を放った (C)Getty Images

 ナ・リーグ西地区首位を走るドジャースは、先月下旬から今月にかけて行われた、ナショナルズ、ブルージェイズ、ダイヤモンドバックスの3カードを7勝2敗と大きく勝ち越した。

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 リーグ、さらに国境を跨ぐ長期ロード9連戦にもかかわらず、好成績を残している。それ以前に行われていた、ホームでの9試合では3勝6敗と負け越しており、まさに対照的な結果となった。

 勢いを取り戻し、休養日の後ふたたびドジャースタジアムでの戦いに臨むドジャースに対し、いよいよ“本領発揮”とみる識者の見解もあるようだ。米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者が「遠征で調子を上げ、期待に応えている」とドジャースのチーム状況を評している。

 現地時間5月2日(日本時間3日)、同サイト上においてナイチンゲール氏は、「ナショナル・リーグ西地区のトップクラスであること、そしておそらくこの地で最も危険なチームであることを改めて証明した」と称えており、「彼らは9試合中7試合に勝っただけでなく、合計スコア53-19で相手を打ちのめした」と振り返っている。

 この9連戦、ドジャースは主力や準レギュラー等、多くの選手によるチームへの貢献があったと指摘するナイチンゲール氏は、懸念されていた下位打線の奮闘をクローズアップする。「ルーキーのアンディ・パヘスは、この遠征の全試合に先発出場し、直近の8試合で打率.364、5本塁打、7RBIを記録した。彼に加え、ミゲル・ロハスとキケ・ヘルナンデスが9試合中6試合に先発し、下位打線のトリオは打率.333、出塁率.386を記録した」と記すとともに、「中位、下位打線も致命的であることが証明された」と強調している。

 さらに、連勝中には2日連続で先発全員安打を記録するなど、好調を維持した打線について、「4試合で8得点以上を記録し、18年ぶりに全打者無三振を達成した」と称えるとともに、捕手のオースティン・バーンズが、「ラインナップ全体が離陸したようなものだ」と語った言葉も紹介。

 加えてナイチンゲール氏は、9連戦最後のゲームで今季初の休養となった大谷翔平の存在にも言及。遠征では2本塁打を放つも、併殺打や三振も多かったと指摘しながらも「オオタニが人間であることを証明した」として、への「7億ドルの男が2番を打っていることも(打線の)助けになる」と主張している。

 現在、打撃陣が記録している、チーム打率.271、177得点はいずれも両リーグ通じてトップの数字。ここからドジャースタジアムでの6試合でも、その破壊力で白星を呼び込むことができれば、チームはさらに上昇気流に乗るはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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