「燃える闘魂 アントニオ猪木展」が、福岡市中央区天神1丁目の大丸福岡天神店本館1階で開かれている。2022年に79歳で亡くなったプロレスラー猪木さんゆかりの品を集め、能登半島地震の被災地復興支援も兼ねた企画展。見学無料で7日まで。 ライバ…

 「燃える闘魂 アントニオ猪木展」が、福岡市中央区天神1丁目の大丸福岡天神店本館1階で開かれている。2022年に79歳で亡くなったプロレスラー猪木さんゆかりの品を集め、能登半島地震の被災地復興支援も兼ねた企画展。見学無料で7日まで。

 ライバルと繰り広げた名場面のパネルやチャンピオンベルト、直筆の書、1976年に対戦したボクシング世界王者モハメド・アリさんからの手紙など60点を展示。会場で販売する「闘魂マフラータオル」やTシャツなどの収益の一部が被災地に寄付される。

 4月28日には、大分県出身で猪木さんのまな弟子の現役プロレスラー藤波辰爾さん(70)がかけつけ、ファンとの写真撮影に応じた。「ボランティア活動に熱心だった猪木さんの思いがこもったイベントだ。ファンのみなさんと一緒に猪木さんのエネルギーにあやかった気分」と語った。

 会場は「百貨店の顔」とも言える正面玄関近くで、グッチやティファニーといった高級ブランド店が並ぶ一角。普段とは異なる雰囲気の店内となった。店の担当者は「猪木さんやファンの熱量に刺激を受け、チャレンジした取り組みです」と話した。(前田伸也)