プロバスケットボールBリーグ2部(B2)の福島ファイヤーボンズが今季の戦いを終え、本拠地の郡山市で4月26日夜、株主やスポンサー企業への報告会を開いた。目標だった1部(B1)昇格はならなかったが、選手たちは「来季こそは悲願達成のため全力を…

 プロバスケットボールBリーグ2部(B2)の福島ファイヤーボンズが今季の戦いを終え、本拠地の郡山市で4月26日夜、株主やスポンサー企業への報告会を開いた。目標だった1部(B1)昇格はならなかったが、選手たちは「来季こそは悲願達成のため全力を尽くす」と雪辱を誓った。

 クラブ創立10周年にあたる今季、ボンズは24勝36敗で東地区7チーム中5位となり、3年連続でのプレーオフ進出とはならなかった。守備の態勢が整わず失点を重ね、リバウンドで競り負けることが多かった。ヘッドコーチの途中交代という不測の事態もあった。

 一方、得点力はアップし、特にフリースローの成功率はリーグ2位と健闘。僅差(きんさ)の試合を制する粘り強さも見せた。

 経営では、売り上げが過去最高の7億5千万円を突破し、ホーム戦の平均観客動員数も2140人と過去最多を更新した。

 田渡(たわたり)凌主将は「たくさんの応援のもとでひたむきにプレーができた。来季こそ結果を出したい」と誓った。

 チームを運営する福島スポーツエンタテインメントの西田創社長は「今季を礎に、継続して応援され、成長し続けるチームをめざしていきたい」と語った。(斎藤徹)