徐々にメジャーリーグの水に慣れてきたか。山本のピッチングの質は向上傾向にある(C)Getty Images  大物ぶりをチームメイトも認めているようだ。 今季からドジャースの一員となり、ここまで先発として2勝をマークし…

 

徐々にメジャーリーグの水に慣れてきたか。山本のピッチングの質は向上傾向にある(C)Getty Images

 

 大物ぶりをチームメイトも認めているようだ。

 今季からドジャースの一員となり、ここまで先発として2勝をマークしている山本由伸について、同じくチーム新加入のタイラー・グラスノーが印象を語ったと米メディアが伝えている。

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 ポットキャスト番組『Foul Territory』に出演したグラスノーのコメントを、米スポーツサイト『sportskeeda』が取り上げおり、その中では、MLBでも長いキャリアを誇るグラスノーが日本人ルーキーの振る舞いへ、称賛の言葉を送ったことが紹介されている。

 ここまで、ドジャースの同僚として山本に接してきたグラスノーが「彼はサムライのようだ」と例えており、「常に自信に溢れ、自然体で目の前のことに取り組んでいる」と評したという。

 また、山本との比較として、自身がMLBでプレーし始めた当時についても語っており、「いつも怯えていた。間違ったことをしたり、間違ったことを言ったりするのではないかと怖かった」などと振り返っている。

 さらにトピックでは、同メディアにより「まだ28.0イニングしか投げていないにもかかわらず、ヤマモトがベテランであると主張するもう1つの理由は、彼が第2言語の上達を目指しているという事実である」と綴られている。ドジャース入団後から現在まで、山本が英語の習得に尽力していることをグラスノーが明かしており、「彼はいつも英語のレッスンを受けていて、それも彼がいかに規律正しいかを証明している」とその姿勢を称えたコメントも紹介している。

 グラスノーの言葉を踏まえ、「ヨシノブ・ヤマモトは12年総額3億2500万ドルの契約に伴う計り知れないプレッシャーを抱えてドジャースに入団したが、それを気にしていないようだ」と同メディアが指摘。加えて、「この25歳のセンセーショナルな選手は、異国でプレーするという目標に到達するために数々の障害を乗り越えてきたが、フィールド上だけでなく、チームのダグアウトでも感動を与えている」と賛辞を記している。

 選手としてはもちろん、山本の人間性にも30歳右腕は魅了されているようだ。メジャーでのキャリアは大きく違えど、良好な関係を築きながら、ともにドジャース先発陣を支える役割を担ってゆく。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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