今週の日曜日は、京都競馬場で天皇賞(春)(GI・芝3200m)が行われます。  過去10年では、4歳馬が4勝して10頭が馬券になっていたのに対して、5歳馬が5勝して9頭が馬券になっていました。そのため、当然ながら6歳馬の勝率は低く、さら…

 今週の日曜日は、京都競馬場で天皇賞(春)(GI・芝3200m)が行われます。

 過去10年では、4歳馬が4勝して10頭が馬券になっていたのに対して、5歳馬が5勝して9頭が馬券になっていました。そのため、当然ながら6歳馬の勝率は低く、さらに7歳以上馬は未勝利だっただけでなく、連対率や複勝率も急落します。

 ただし、京都にもどった昨年は、2着が5人気の6歳馬で、3着が6人気の7歳馬。また20年の京都開催時も、6歳馬が11人気と4人気で2〜3着になっています。中心は4〜5歳ですが、穴ならば高齢馬に期待してみたくなります。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走10着以下敗退(ただし、ハーツクライ産駒は除く)
[0-0-0-13]複勝率0%
該当馬:タスティエーラ、シルヴァーソニック

 阪神開催だった21・22年をふくめ、過去10年では前走勝利馬が5勝2着5回3着5回で、複勝率41.7%の好結果を残している。スタミナの問われる長距離戦ということもあり、好調度も問われるのだろう。対して、前走10着以下大敗馬は苦戦必至。過去10年で7頭が馬券になりレース適性の高いハーツクライ産駒を除くと割り引きが正解となる。

※データは過去10年間を対象にしている。なお、21・22年は阪神で開催。

 上位人気が予想されるタスティエーラが消去データに該当しました。

 昨年のクラシック三冠レースですべて連対を果たしていたのに加え、今年4月に来日して以降、重賞で[3-1-0-0]の優秀な戦績を収めているモレイラ騎手への乗り替わりで注目度が高まっている馬です。ただし昨年の菊花賞では2着だったとはいえ、そのモレイラ騎手が騎乗して、今回出走するドゥレッツァの0.6秒差。さらに、その後の古馬相手の有馬記念で6着、前走の大阪杯で11着と結果を残せていません。明らかに勢いを欠いての出走だけに、軽視する手はありそうです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。