完全に復調した大谷。猛打を炸裂させる偉才に称賛が相次いだ。(C)Getty Images 凄まじい打棒に思わずうなった。大谷翔平(ドジャース)のそれである。 前日に、現行の計測方法となってから球団最速となる打球速度118.7マイル(…

完全に復調した大谷。猛打を炸裂させる偉才に称賛が相次いだ。(C)Getty Images

 凄まじい打棒に思わずうなった。大谷翔平(ドジャース)のそれである。

 前日に、現行の計測方法となってから球団最速となる打球速度118.7マイル(約191キロ)、飛距離450フィート(約137メートル)の鮮烈な第6号アーチを放っていた大谷は、現地時間4月24日に敵地で行われたナショナルズ戦も「2番・指名打者」で先発。6打数3安打(3二塁打)、2打点と活躍。チームの20安打、11得点で快勝に貢献した。

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 とりわけ圧巻だったのは、第1打席の二塁打。相手先発右腕のジェーク・アービンが真ん中高めに投じた97マイル(約156.1キロ)の4シームを完璧に捉えると、打球は115.6マイル(約186.0キロ)を記録。痛烈な当たりは瞬く間に右中間を破り、大谷は悠々と二塁へ到達した。

 5試合ぶりの猛打賞を記録した大谷は打率を.371に浮上させ、両リーグトップの座をキープ。さらに安打(39本)、二塁打(14本)、長打(21本)、塁打(73本)、長打率(.693)、OPS(1.128)でメジャー最高の数字を叩き出し、驚異の7冠としている。さらに50打席以上に立った打者の平均打球速度(95.1マイル=約153キロ)でも名だたる強打者たちを退けてのトップだ。

 まだ開幕一か月が過ぎたばかりではある。しかし、昨年9月にトミー・ジョン手術を執行した。そのリハビリ明けとは思えない大谷の凄まじい打撃内容には、地元放送局の解説も、ただただ舌を巻く。ドジャースのOBでもあるエリック・キャロス氏は「ショウヘイ・オオタニは、単に打撃だけが凄いわけじゃない。アスリートとしての総合力は凄まじく高いんだ」と断言。そして、こう敬意を表している。

「彼は誰よりも速い打球を打つし、強いボールを投げるし、髪の毛もサラサラだよね(笑)。今までも凄い選手だと思っていたが、こうやって毎日のように彼を見ていると、特別さがよくわかった。改めて、彼はスペシャルな選手だ」

 早くも“銀河系軍団”の主役となりつつある大谷。その快進撃に世界の関心は強まる一方だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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