ナショナルズ戦を前に取材に応じた大谷。(C)Getty Images ドジャース・大谷翔平が4月24日(日本時間25日)、敵地で行われるナショナルズ戦前に取材に応じた。 23日(同24日)の試合では2階席に飛び込む豪快なアーチを放つ…

ナショナルズ戦を前に取材に応じた大谷。(C)Getty Images

 ドジャース・大谷翔平が4月24日(日本時間25日)、敵地で行われるナショナルズ戦前に取材に応じた。

 23日(同24日)の試合では2階席に飛び込む豪快なアーチを放つなど調子を上げてきている。

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 好調も影響しているのか、日米の報道陣に対応している表情は以前よりも柔らかく感じられた。

 まず前日にバーンズのスプリットを完璧に捉えて放った自己最速の191キロ弾に関しては「感覚的に人生の中でトップクラス」と、これまでの体験の中においても大きな手ごたえを感じたものになったという。

 このインタビューでは真美子夫人についてもフランクに語った。遠征先にはついてきていないとしながら、"新婚生活"についても言及。開幕し移動日もあることから、共に過ごす時間がなかなか取れないとしながら、限られた時間は愛犬デコピンの散歩などでともに時間を過ごしているとした。

記者の「寂しくないですか?」との質問に「(妻に)寂しいと言わせたいです」とあえてクールな表情の〝大谷節〟で応えるなど、ちゃめっ気あふれるシーンもあった。

 今回の「水原騒動」に関しては金銭含め、大谷にとっては失ったものも大きかったが、これまで水原氏がいたことで直接大谷と触れ合う機会が少なかった同僚や報道陣と接する機会が増えていることはいい兆候とされる。

 米メディアからも「大人になれ」と論陣を張られるなど、通訳を介することなく自身の意見を発する大事さを説かれることもあったが、段々と”素顔”を見せられれば、環境面においても好循環をもたらすことにつながりそうだ。

 このインタビューでは渦中の人となった水原元通訳について触れる場面もあった。本来ならデリケートな話題ともなるが、あえてタブー化せずに、話せることは話すという変化の背景には2月に結婚を発表した真美子夫人、愛犬デコピンと家族の存在も大きいのだろう。「いてくれて良かった」と話したこともあったように、水原氏の違法賭博問題が明らかになってからジェットコースターのような日々の中で確かな支えとなってくれた。その実感が大谷の口をなめらかにさせているのかもしれない。

 24日(日本時間25日)の試合でも初回1死、右腕ジェーク・アービンから右中間へ打球速度186キロと弾丸ライナーの二塁打を放ち、今季最長の9戦連続安打をマーク。8回にも二塁打をマークするなど進化を止めない背番号17。困難を乗り越え、今後も規格外のパフォーマンスが注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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