悪コンディションの中、小林は先発の高橋礼を好リード(C)産経新聞社 巨人は4月21日の広島戦(マツダ)を0-0と5回雨天コールドで引き分けとなった。 小林誠司の先制犠飛も”幻”となった。両軍無得点で迎えた6回無死一、三塁のチャンスに…
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悪コンディションの中、小林は先発の高橋礼を好リード(C)産経新聞社
巨人は4月21日の広島戦(マツダ)を0-0と5回雨天コールドで引き分けとなった。
小林誠司の先制犠飛も”幻”となった。両軍無得点で迎えた6回無死一、三塁のチャンスに打席に入った小林は中堅へ打ち上げ、価値ある先制犠飛を放った。ただし、直後に一死二塁で雨脚が強くなり試合が中断、無情にも引き分けとなり、小林にも打点はつかなかった。
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4回は一死満塁の場面でスクイズを試みたが、失敗に終わっており、ミスを取り戻す打撃だったが、幻に。
一方、存在感を増しているのは守備での貢献にもある。この日はサブマリン右腕の高橋礼の持ち味を生かした好リードも光り、5回4安打無失点の好投を引き出し、高橋はこの試合で防御率「0.38」とリーグトップに立った。
昨年主戦捕手を務めていた大城卓三がこのところ攻守に精彩を欠いていることもあり、先発マスクの機会が増えている。「スガコババッテリー」を足がかりに、18日の阪神戦でも先制適時打を放つなど、課題の打撃でも改善傾向にあることも起用機会が増えている要因とされる。
今季がプロ11年目、ベテラン捕手に関しては21日の試合中継(BS日テレ)で解説を務めた広島OBでメジャーも経験した黒田博樹氏も「どんどん強気にストライク先行で投手を引っ張っている」と評価。初球をストライクゾーンに投げさせて、有利なカウントを整えた上で緩急を使ったリードが光るとした。
先発の高橋礼に関しても前回登板よりはやや内容が悪かったとしながら、小林の好リードも無失点の要因とした。
昨年は2試合のみの先発マスクが今季はこの試合で早くも6試合目と、活躍の場を広げている。ベテラン捕手がさらに投手陣をのせることができるか。V奪回のキーマンとして今後も注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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