契約は2029年まで残っているが、久保の去就を巡る報道は絶えない(C)Getty Images  リバプールが今夏、レアル・ソシエダの久保建英獲得を視野に入れていると、欧州で報じられている。 これまでも、多くのビッグク…

 

契約は2029年まで残っているが、久保の去就を巡る報道は絶えない(C)Getty Images

 

 リバプールが今夏、レアル・ソシエダの久保建英獲得を視野に入れていると、欧州で報じられている。

 これまでも、多くのビッグクラブへの移籍の可能性が囁かれてきた久保に対し、プレミアリーグの名門が“本腰”を入れるようだ。英サッカーメディア『TEAMtalk』が現地時間4月15日(日本時間16日)、リバプールが久保獲得に向け「攻勢を仕掛ける用意がある」と伝えた。

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 スペイン国内の情報を加えながら、リバプールの動きにもフォーカスしている同メディアは、今季限りで、ユルゲン・クロップ監督の退任など首脳陣が替わることや、モハメド・サラーのサウジアラビアリーグ移籍の見込みにも言及。新たなサイドアタッカーの補強が急務であるとして、「レロイ・サネ、ラフィーニャ、そしてレアル・ソシエダのクボのようなウイングが候補に挙がっている」と各国のタレントの名前を列挙。その上で「後者がメインターゲットになるかもしれない」と見通している。

 さらに、「スペイン国内の報道によると、彼ら(リバプール)はクボを獲得することに『執念』を燃やしているという」など高い意欲を示しているとして、「クボには約5100万ポンド(約97億円)の放出条項があるため、その金額で交渉のテーブルにつけることを知っている」と指摘。獲得にかかる費用などは問題ないものと論じている。

 その一方で、トピックでは、久保が引き続きレアル・ソシエダでのプレーを望んでいることや、レアル・マドリーも「選択肢として検討している」として古巣の動向にも触れながら、「いずれにせよ、クボの将来を決めるには『今後数週間がカギになる』と言われており、リバプールはトップに立つ側になりたいようだ」と記し、トピックを結んでいる。

 久保は今年2月、2029年6月末までの契約延長を発表した。かねてより、現クラブへ愛着があることなども広く知られているものの、これまで同様、他クラブからのオファーが途切れることはないようだ。欧州各国のシーズンも最終盤を迎える中、日本人MFのピッチ外の去就はここからさらに注目が集まることになるかもしれない。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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