第106回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)の地方大会に向けた全国審判講習会が13日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で始まり、初めて女性の審判委員が受講した。14日まで行われる。 64回目の今年は、全国から女性7人を…

 第106回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)の地方大会に向けた全国審判講習会が13日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で始まり、初めて女性の審判委員が受講した。14日まで行われる。

 64回目の今年は、全国から女性7人を含む55人が参加した。日本高野連の尾崎泰輔・審判規則委員長らから、ジャッジの際に気をつけるポイントなど助言を受けた。

 2021年夏に甲子園で初めて開催された全国高校女子硬式野球選手権大会決勝で審判を務めた佐藤加奈さん(37)は「女性にも新しい道が切り開かれるのかなという思いがある。審判をやってみようという女性が増えれば」。

 高校野球審判歴22年の森田真紀さん(46)は「講習でたくさんの刺激をもらったので、それを伝えたい。結婚、出産を経ても続けていける環境を整えるのも仕事だと思う」と話した。