テニスとスカッシュを合わせたような新スポーツ「パデル」。15日からスペインで始まるシニア世界大会に、三重県名張市美旗中村の英語講師、福森喜久子さん(58)が日本代表として出場する。 パデルはスペイン発祥。コートはテニスコートより小さい長方…

 テニスとスカッシュを合わせたような新スポーツ「パデル」。15日からスペインで始まるシニア世界大会に、三重県名張市美旗中村の英語講師、福森喜久子さん(58)が日本代表として出場する。

 パデルはスペイン発祥。コートはテニスコートより小さい長方形で、四方が強化ガラスと金網で囲まれている。板状のラケットで打ち返すが、スカッシュのように壁面に当たったボールを打ち返してもよい。ダブルスで戦い、点数の数え方はテニスと同じだ。年齢を問わないスポーツで、日本パデル協会(東京)によると、世界の競技人口は2500万人、国内は約4万2千人という。

 福森さんは10日、市役所を訪問し、中村岳彦・副市長に出場を報告した。大学時代から20年ほどテニスをしていたが、2018年に市内に施設ができレッスンを受けるように。昨年あった全国大会の45歳以上のクラスで兵庫県芦屋市の松尾正美さん(51)とペアを組んで優勝し、世界大会出場を勝ち取った。

 魅力を「力を使うだけではないスポーツで、テニスよりラリーが続く。予測して体を動かすのがおもしろい」という。世界大会は日本は初出場で、女子は22カ国が戦う。「厳しい戦いになるが、まずは1勝を」と抱負を語った。