【MLB】パドレス10−2カブス(4月10日・日本時間11日/サンディエゴ)  自分のエラーから許した失点を帳消しにする一打だった。カブスの鈴木誠也外野手が「2番・ライト」でスタメン出場した試合で、パドレスのキム・ハソンがエラーをミスを挽回…

【MLB】パドレス10−2カブス(4月10日・日本時間11日/サンディエゴ)

 自分のエラーから許した失点を帳消しにする一打だった。カブスの鈴木誠也外野手が「2番・ライト」でスタメン出場した試合で、パドレスのキム・ハソンがエラーをミスを挽回する三塁打を放った。右中間への打球に最初から三塁を狙っていたかのような全力疾走を見せたキムの姿と、そのスピードが本拠地スタジアムを沸かせた。

【映像】直前のミスを挽回するキム・ハソン激走の三塁打

 パドレスは2-0とリードした4回の守りで、2アウトからショートのキムがゴロをエラーし出塁を許す。するとここで、好投していた先発シースがカブスの5番ブッシュに2ランを許し、同点に追いつかれてしまった。

 その裏の攻撃でパドレスが2連打で1点を勝ち越すと、無死一塁で自らのミスが失点のきっかけになったキムが打席に入る。ここでキムはカウント1-2からの4球目、甘く入ったシンカーを打ち返すと、右中間を破る打球に全力疾走を見せる。一塁を回るときからトップスピードに達したキムはそのままあっという間に三塁へ。汚名返上のスリーベースヒットとなった。

 エラーを取り返すように必死の激走を見せたキムの姿に、この試合の解説を務めた「SCOOBIE DO」のドラマーでMLBコメンテーターのオカモト"MOBY"タクヤ氏も「好きになっちゃいますよね、サンディエゴのファンも」と絶賛。中継を視聴していたファンからも「はっや」「よーし!良いぞー!」「おおおおお挽回した」「これで三塁いけるんやww」「全力だな」「ようやっとる」と盛り上がりを見せた。

 キムはこのあと、カンプサノの内野ゴロの間にホームに帰り、この試合2得点の活躍。昨年MLBでアジア出身選手として初となる内野でのゴールドグラブ賞を獲得した韓国のスター選手の躍動もあってパドレスが大勝を収めている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)