大相撲史上初の外国出身横綱、曙太郎(あけぼの・たろう、旧名チャド・ローウェン)さんが4月、心不全のため死去しました。54歳でした。 1988年春場所で初土俵を踏み、同期入門だった若貴兄弟と、しのぎを削りました。93年初場所後に第64代横綱…

 大相撲史上初の外国出身横綱、曙太郎(あけぼの・たろう、旧名チャド・ローウェン)さんが4月、心不全のため死去しました。54歳でした。

 1988年春場所で初土俵を踏み、同期入門だった若貴兄弟と、しのぎを削りました。93年初場所後に第64代横綱に昇進し、通算11度の優勝を達成。大相撲人気を支え、98年長野五輪の開会式では横綱土俵入りも披露しました。

 01年初場所で引退後、親方として後進の指導にあたるも、03年に日本相撲協会を退職。格闘家に転身し、03年大みそかには、K―1のデビュー戦でボブ・サップと対戦しました。