男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズ・トーナメントに出場する日本人選手2人が10日(日本時間11日)、会場となるジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで「水切りショット」を披露した。 この日は公開練習最終日。前日に続き、久常涼(21)と…

 男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズ・トーナメントに出場する日本人選手2人が10日(日本時間11日)、会場となるジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで「水切りショット」を披露した。

 この日は公開練習最終日。前日に続き、久常涼(21)と松山英樹(32)がともに練習ラウンドを回った。

 目の前に池が広がる16番パー3(170ヤード)。ティーグリーンから打ち終えた2人は池の前まで歩みを進める。打球を水上にはねさせてグリーンのある「島」まで届かせられるかに挑戦するのが公開練習の恒例だ。

 最初に挑戦したのは久常。低い弾道で水面を3回はねて着地させ、グリーン奥のバンカーそばに転がす。松山も2回はねさせ、グリーン右手前のバンカー近くへ。連続の成功に、観客は大きな歓声と拍手で喜んだ。

 岡山出身の久常が小学校時代から通った「緑ケ丘ゴルフ練習場」(岡山県勝央町)は打席の前にため池が広がる。そこで「練習はたまにしていた」と久常。2週間ほど前にこのゴルフ場を回った際は「水切り」に2度失敗したといい、開幕直前に勝負強さを見せつけた。(オーガスタ=高橋健人)