第47回全国高校ハンドボール選抜大会で、山梨県勢初の優勝を果たした駿台甲府男子ハンドボール部(甲府市)が8日、同校で優勝報告会に臨んだ。祝福を受けた選手らは「インターハイ、国体の高校3冠を達成したい」と抱負を語った。 今年3月に岐阜県であ…

 第47回全国高校ハンドボール選抜大会で、山梨県勢初の優勝を果たした駿台甲府男子ハンドボール部(甲府市)が8日、同校で優勝報告会に臨んだ。祝福を受けた選手らは「インターハイ、国体の高校3冠を達成したい」と抱負を語った。

 今年3月に岐阜県であった選抜大会の決勝で、関東大会で負けた藤代紫水(茨城)を34対32で下し、主将の古沢宙大(そら)選手は大会MVPに選ばれた。

 同部は2018年の選抜準優勝、インターハイ3位など全国的な強豪として知られてきたが、これまで優勝には手が届かなかった。22年春に、東京・東久留米西中から、古沢選手ら全国中学校大会の優勝メンバー5人が入学。粘り強い守備と速攻に磨きをかけ、念願の全国制覇を果たした。

 報告会では、約900人の生徒らの拍手に包まれて、優勝旗を手にした古沢選手らが入場。古沢選手は「みなさんの応援のおかげで優勝できた。次の大会に向けてがんばります」と感謝を述べた。

 来賓として出席した樋口雄一・甲府市長は「今後も駿台甲府旋風を再び全国に巻き起こしてほしい」と祝辞を述べた。

 チームはすでに、次の目標であるインターハイ制覇に向けて練習を始めている。八田政史監督(31)は「判断の速さと連係をさらに追求し、3冠達成を目指したい」と先を見据えた。(米沢信義)