【愛媛】明治安田J3のFC今治は6日、ホームで長野と戦い、3―3で引き分けた。後半追加時間にゴールキーパー伊藤元太選手が劇的ゴール。勝ち点1をもぎ取った。 2点を追う後半21分、加藤徹也選手がコーナーキックに頭を合わせて1点差。だが直後、…

 【愛媛】明治安田J3のFC今治は6日、ホームで長野と戦い、3―3で引き分けた。後半追加時間にゴールキーパー伊藤元太選手が劇的ゴール。勝ち点1をもぎ取った。

 2点を追う後半21分、加藤徹也選手がコーナーキックに頭を合わせて1点差。だが直後、相手の速攻で再び2点差に。

 28分、Jリーグ初出場の日野友貴選手が相手ゴールラインに背を向けてドリブルした後、振り向きざまに右足でゴール。さらに追加時間、アンジェロッティ選手が蹴った右コーナーキックを、一番遠い位置にいた伊藤選手が頭でたたきつけた。

 試合後、身長190センチの伊藤選手は「相手の邪魔をできればいいと思ったが、目の前にボールが来た。僕が上がって決めるってことがないよう、無失点で勝てるように頑張りたい。もうこれで十分です」と話した。

 開幕4連勝の後、4試合白星なし。服部年宏監督は伊藤選手の同点ゴールについて「なかなか見れないものを見ましたね。驚きとうれしさがあった」と笑顔。「まだまだ課題も多いが、今日は気持ちがしっかり出た」と話した。(中川壮)