世界のトップ選手が競う、第40回飯塚国際車いすテニス大会が9日~14日、福岡県飯塚市で開かれる。昨年16歳で初優勝した小田凱人(ときと)選手ら23カ国・地域の100人が出場予定で、夏のパリ・パラリンピック出場もにらみ熱戦が繰り広げられる。…

 世界のトップ選手が競う、第40回飯塚国際車いすテニス大会が9日~14日、福岡県飯塚市で開かれる。昨年16歳で初優勝した小田凱人(ときと)選手ら23カ国・地域の100人が出場予定で、夏のパリ・パラリンピック出場もにらみ熱戦が繰り広げられる。

 この大会は、全米オープンなど世界4大大会に次ぐ「スーパーシリーズ」に位置づけられるアジア最高峰の大会で、ジャパンオープンとも呼ばれる。

 男子と女子、クアード(四肢まひ)の部門があり、それぞれシングルスとダブルスで競う。結果によって得られるポイントで世界ランクが変動し、各国のパラリンピック代表選考にも影響する。

 男子シングルスには、世界ランキング(3月18日時点)1位のアルフィー・ヒューエット選手(イギリス)や2位の小田凱人選手らトップ10以内の8選手らがエントリー。女子も、ダブルスで1位の上地結衣、大谷桃子両選手ら、いずれも世界トップクラスの選手が出場予定だ。

 会場は飯塚市仁保のいいづかスポーツ・リゾート「ザ・リトリート」。入場無料。ダブルスとクアードの決勝が13日、シングルスの決勝は14日に予定されており、満席が予想されるこの両日は会場横でパブリックビューイングを開催する。(岩田誠司)