敵地のファンをも騒然とさせた大谷。その一振りには指揮官も脱帽した。(C)Getty Images いよいよ量産態勢に入ったのかもしれない。 現地時間4月5日、大谷翔平(ドジャース)は、敵地でのカブス戦に「2番・指名打者」で先発出場。…
![](https://cocokara-next.com/wp-content/uploads/2024/04/11059_01.jpg)
敵地のファンをも騒然とさせた大谷。その一振りには指揮官も脱帽した。(C)Getty Images
いよいよ量産態勢に入ったのかもしれない。
現地時間4月5日、大谷翔平(ドジャース)は、敵地でのカブス戦に「2番・指名打者」で先発出場。5回の第3打席に右翼席へと突き刺さる2試合連続の2号2ランを放った。
【動画】2試合連続!大谷翔平が放った衝撃の片手2号アーチのシーン
完全なる復調を感じさせる一振りだった。第1打席に左中間への二塁打を放っていた大谷は、チームが2-6とリードされた5回にカブス先発のカイル・ヘンドリックスと三度対峙。初球に甘く入った79.4マイル(約127.7キロ)のチェンジアップを片手で弾き返すと、打球は瞬く間に飛距離を伸ばし、右翼席のポール際に着弾した。
スタンドへと消えた白球を見届け、ゆっくりとベースを一周した。そんな偉才を目の当たりにし、直前までブーイングを浴びせていた敵地のカブス・ファンも熱狂。球場は異様な盛り上がりを見せた。
今季は開幕から40打席ノーアーチと苦しいスタートを切った大谷。それでも現地時間4月3日のジャイアンツ戦で本人も「特別」と振り返った第1号を放ち、そこから手ごたえを掴んだ感がある。
この復調傾向にドジャースの指揮官も太鼓判を押す。試合後に米スポーツ専門局『Sports Net LA』などの取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「タイミングとスイングの質が、前のホームゲームの時よりも良くなった」と強調。そして、「タイミングやメカニクス、そしてボールを見る目がかなり良くなってきている。今日は全体的にスイングも良かった」とべた褒めした。
何かの栓が外れたかのように長打が出始めた大谷。ここから一気にブーストをかけるのかは、実に興味深いところである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】大谷翔平が今季2号アーチ! 「彼は戻ってきた」初回は二塁打で先制点の口火