今週の土曜日は、中山競馬場でニュージーランドトロフィー(GII・芝1600m)が行われます。  過去10年のニュージーランドTでは、前走から中8週以内の馬が9勝2着9回3着8回と良績を残しています。一方で前走から中9週以上の馬については…

 今週の土曜日は、中山競馬場でニュージーランドトロフィー(GII・芝1600m)が行われます。

 過去10年のニュージーランドTでは、前走から中8週以内の馬が9勝2着9回3着8回と良績を残しています。一方で前走から中9週以上の馬については、1勝2着1回3着2回と苦戦傾向にあります。

 前走から間隔が開きすぎずコンスタントに使われている馬が、調子を維持し良績を残していると考えられます。中9週以上の馬に関しては休み明けの影響で本来の力を出し切れていないのではないかと考えられます。

 今年の出走馬でも前走から中9週以上の馬が複数いますし、それらの馬の取捨選択は慎重に行っていきたいところです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走から中9週以上での出走(ただし、前走4角4番手以内の馬は除く)
[0-0-0-8]複勝率0%
該当馬:オーサムストローク、ボンドガール
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるボンドガールが該当しました。

 前走から中9週以上の馬の中でも、前走で4角4番手以内の馬には好走例があります。中山は比較的直線が短いコースですので、前走で先行している事が強みとなるのでしょう。また、先行しているという事は気性的に前向きである証拠でもあり、そのような馬は前走から間隔が開いていたとしてもいきなりから力を出し切れるタイプと言えるかもしれません。

 該当馬のボンドガールは前走から中25週での出走。前走の4角では9頭立ての6番手となっています。過去の傾向を踏まえると好走例には合致しませんし、人気を裏切る可能性があります。

 また、ボンドガールは桜花賞への出走を見据えて調整されていましたが、抽選対象で残念ながら除外となってしまいました。微妙にリズムが崩れてしまっている点も気になるところですし、人気にはなりそうですが思い切って軽視するのもひとつの手ではないでしょうか。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。