【三重】F1日本グランプリ(GP)が鈴鹿サーキットで5日に開幕するのを前に、地元・鈴鹿市の小学生たちが4日、F1ドライバーとクイズで交流した。 市などでつくる鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会が、市内在住の小学4~6年生を対象に交流会…

 【三重】F1日本グランプリ(GP)が鈴鹿サーキットで5日に開幕するのを前に、地元・鈴鹿市の小学生たちが4日、F1ドライバーとクイズで交流した。

 市などでつくる鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会が、市内在住の小学4~6年生を対象に交流会の参加者を初めて募った。定員30人に対して115人の応募があり、抽選で参加者を選んだ。

 参加した29人は3班に分かれ、パドックエリアでそれぞれ割り振られたチームのドライバー2人と対面。ドライバー1人と小学生4、5人でグループとなり、相手グループとクイズで対決した。

 GP唯一の日本人ドライバー、角田裕毅選手(23)=RB=も参加。「鈴鹿サーキットのコースは1周何キロ?」といった4択クイズを子どもたちと相談して答え、同じチームのダニエル・リカルド選手(34)のグループと競った。正解するとハイタッチして喜び、最後はみんなで記念写真に納まった。

 桜島小の新4年生、樋口結香さん(9)は「角田選手と一緒にクイズができてすごくうれしかった。レースもがんばってほしい」と話した。

 今年のGPは世界21カ国で24戦あり、鈴鹿は4戦目で5~7日に催される。温室効果ガス削減のためチームの移動距離を減らそうと地域ごとに開催時期をまとめたため、日本GPの開催が秋から春に変わった。

 10チーム(ドライバー20人)が参戦する。角田選手は前回のオーストラリアGPで7位に入り、これまでの順位は11位。(高田誠)