大リーグ・ドジャースの大谷翔平(29)が3日(日本時間4日)、本拠ロサンゼルスでのジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、七回の第4打席で今季1号となる右中間本塁打を放った。 公式戦での本塁打は、エンゼルスに在籍していた昨年8月2…

 大リーグ・ドジャースの大谷翔平(29)が3日(日本時間4日)、本拠ロサンゼルスでのジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、七回の第4打席で今季1号となる右中間本塁打を放った。

 公式戦での本塁打は、エンゼルスに在籍していた昨年8月23日のレッズ戦で放った44号2ラン以来。大谷は昨季、44本塁打を放って日本選手初の本塁打王に輝いたが、同年9月に右ひじを手術。今季は投打「二刀流」を封印して打者に専念している。

 開幕から9試合目での初アーチ。2018年の大リーグ移籍後、22年シーズンの8試合目を超えて、最も遅い第1号となった。3月30日の試合後には「タイミングと距離の問題かなという感じですね」と本調子でないことをにおわせていた。

 同20日の開幕戦直後、大リーグ1年目から通訳を務めていた水原一平氏(39)に違法賭博疑惑が浮上。水原氏はドジャースから解雇された。

 大谷は同25日に報道陣の前で経緯を説明し、自身の関与を否定したうえで、「気持ちを切り替えるのは難しいが、シーズンに向けてスタートを切りたい」と話していた。(ロサンゼルス=高橋健人)