(31日、第96回選抜高校野球大会決勝 健大高崎3―2報徳学園) 3球も牽制(けんせい)を続け、報徳学園(兵庫)の今朝丸(けさまる)裕喜は一塁走者を刺した。七回2死一塁だった。リードの大きさを見て、自ら判断した。一回に2失点した。力んで球…

 (31日、第96回選抜高校野球大会決勝 健大高崎3―2報徳学園)

 3球も牽制(けんせい)を続け、報徳学園(兵庫)の今朝丸(けさまる)裕喜は一塁走者を刺した。七回2死一塁だった。リードの大きさを見て、自ら判断した。一回に2失点した。力んで球に重さがなかった。体重移動を意識して立て直した。球も頭も回を追うごとにさえていった。8回3失点で自信を得た。だが、敗戦。「最後の選抜。去年よりも悔しい」。アルプスの前でしばらく動けなかった。

     ◇

 ●大角健二監督(報) 2年連続で優勝を逃す。「去年は半分自信にしようと思えたが、今年は日本一にこだわっていたので、かなわず悔しさ100%」