(30日、第96回選抜高校野球大会準決勝 報徳学園4―2中央学院) 打って走って投げて。中央学院(千葉)の颯佐(さっさ)心汰は、「憧れてきた舞台」で最後まで躍動した。 「5番・遊撃手」で先発。1点を追う四回2死二塁、右打席に入ると初球の直…

 (30日、第96回選抜高校野球大会準決勝 報徳学園4―2中央学院)

 打って走って投げて。中央学院(千葉)の颯佐(さっさ)心汰は、「憧れてきた舞台」で最後まで躍動した。

 「5番・遊撃手」で先発。1点を追う四回2死二塁、右打席に入ると初球の直球を狙い打った。ライナーで左翼手の頭上を越し、適時三塁打とした。

 守りでは四回2死一、二塁のピンチで、3番手としてマウンドへ。直球を2球続けて打ち取り、そのまま九回まで投げきった。

 全4試合で計6安打を放ち、救援投手としてもチーム最多の13回あまりを投げた。4強入りに大きく貢献した「二刀流」は「レベルの高い学校とやって、自信がつき、修正点がわかった。夏は忘れ物を取りに戻ってくる」。黒土をつけたユニホーム姿で言った。