今週の日曜日は、阪神競馬場で大阪杯(GI・芝2000m)が行われます。  GI昇格後の過去7年では、地元の関西騎手騎乗馬が[6-7-5-57]で複勝率24.0%なのに対して、関東騎手騎乗馬は[1-0-2-21]で複勝率12.5%と見劣り…

 今週の日曜日は、阪神競馬場で大阪杯(GI・芝2000m)が行われます。

 GI昇格後の過去7年では、地元の関西騎手騎乗馬が[6-7-5-57]で複勝率24.0%なのに対して、関東騎手騎乗馬は[1-0-2-21]で複勝率12.5%と見劣ります。ただし単勝回収値は、22年の8人気馬ポタジェの一発で244円を記録しています。しかも昨年は、10人気のダノンザキッドが3着に好走。2年連続で関東の騎手騎乗の穴馬が馬券圏内になっている点には注意が必要でしょう。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走JRA戦で2人気以下の関東馬
[0-0-0-19]複勝率0.0%
該当馬:エピファニー、ジオグリフ、タスティエーラ、ハヤヤッコ、ルージュエヴァイユ
(過去の主な該当馬:23年ヒシイグアス4人気7着、21年サリオス3人気5着)

 長距離輸送となる関東馬は、過去7年間で[0-1-1-24]と未勝利に終わっている。そしてとくに危ういのが、前走のJRA戦で2人気以下だった馬。たとえ前走がGIでも、評価を割り引いてみたい。

※データはGI昇格後の17年以降の過去7年間を対象にしている。

 上位人気が予想されるダービー馬のタスティエーラが消去データに該当しました。

 劣勢傾向にある関東馬ですが、昨秋には初の関西遠征となった菊花賞で2着になっています。ただし管理する堀厩舎は、近3年連続で人気を裏切っているのを含め、過去7年では(0-0-0-6)と不振です。人気を集めるならば、あえて軽視する手はありそうです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。